「パワーポイント初心者必見!スライドマスターでクオリティの高い資料を作ろう」で作成したレイアウトに「左に画像、右に説明文」を配置するタイプのレイアウトを追加していきます。
前回作った画像用のレイアウトは、「上に画像、下に説明文」というレイアウトでした。しかしこのレイアウトの場合、一つの画像と一つの説明文しか表示できませんので、何かを比較するコンテンツが苦手です。二つの画像と説明文を表示できるレイアウトを作って、スライドの対応力を上げましょう。
以下は今回の完成形レイアウトと使用イメージです。
前回作ってないよ!という人は、下記記事を読んで作ってみましょう!
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パワーポイント初心者必見!スライドマスターでクオリティの高い資料を作ろう
パワーポイントでクオリティの高い資料を作るために、レイアウトを作っておきましょう。
左に画像、右に見出しと説明文を配置する
まず、前回作ったスライドマスターを表示させます。画面左側のレイアウト一覧にある「画像用」レイアウトをクリックし、コピペで増やしましょう。
「表示」→「ガイド」でガイドを呼び出して、一度ガイド線をすべて消してください。
※ガイド線はスライドの端っこまで移動させると消去できます。
ガイド線をすべて消したら、もう一度ガイド線を表示させます。
ガイド線を引いていきます。
横線を上から4本、
- 5.00
- 3.50
- 0.50(中央より下の)
- 1.50(中央より下の)
の位置に引きます。
次に縦線を左から4本、
- 15.00
- 5.20
- 4.20
- 15.00(中央より右の)
の位置に引きます。
上図のようになっていたら大丈夫です。
ガイド線を引き終わったら、上図を参考に各プレースホルダー(画像、見出し、テキスト)を移動させましょう。
画像プレースホルダの位置
横線:上 | 5.00 |
---|---|
横線:下 | 0.50(中央より下の) |
縦線:左 | 15.00 |
縦線:右 | 5.20 |
見出しプレースホルダの位置
横線:上 | 5.00 |
---|---|
横線:下 | 3.50 |
縦線:左 | 4.20 |
縦線:右 | 15.00(中央より右の) |
テキストプレースホルダーの位置
横線:上 | 3.50 |
---|---|
横線:下 | 0.50(中央より下の) |
縦線:左 | 4.20 |
縦線:右 | 15.00(中央より右の) |
上図のようになっていれば配置完了です。
配置したプレースホルダ三つを「Shift」を押しながらすべてクリックし、コピーペーストしましょう。
ペーストしたプレースホルダーを、横線1.50(中央より下の)、縦線15.00(中央より左の)の位置に移動しましょう。
これで完成です。
レイアウトの補足
各プレースホルダーを再配置するためにガイド線を引き直しましたが、やみくもに線を引いているわけではありません。レイアウトは常に「中央揃え、左右均等」を意識する必要があり、今回のレイアウトもそうなっています。
センターを意識する
上図はレイアウトに仕込まれた余白を可視化したものです。上下の余白は1.5cm、左右の余白は1.96cmとってあり、つまりメインコンテンツはキレイに上下中央、左右均等の配置となっています。これが上下左右どこかに偏ってしまうと、(例外はありますが)なんとも落ち着かないデザインになってしまうので注意しましょう。
余白を効果的に使って要素同士の塊を表現する
上図は要素間にある余白を表したもので、それぞれ1cm空けてあります。画像とテキストの間隔が上段と下段でバラバラだったり、上段と下段が不自然なほど広かったりすると違和感のあるレイアウトになってしまいます。
比較系資料に便利なレイアウト
さて、余白についてはいずれ詳しく解説しますが、まずは作成したレイアウトを実際に使ってみましょう。
今回作った「画像2×説明文2のレイアウ」トは、数字や仕様の盛り込まれた比較、強み弱み、メリットデメリットなどの比較には向いていませんが、レビュー的な定性的文章による比較には向いています。